扇面に御所解文様黒留袖
大彦製 野口眞造作
着丈167ｃｍ 裄丈70ｃｍ 袖丈49ｃｍ
久しぶりに、珍しい大彦製の黒留袖が入荷いたしました。
故・野口眞造さん作となっていますが、さすがに「染繍美術衣装」の名にふさわしい素晴らしいお着物です。
江戸時代から伝わる友禅の高い技術をもとに、オリジナリティあふれる個性的な意匠が有名ですが、こちらの作品はまた一段と珍しく最初に目にした時には驚きを覚えました。
大きく分けると3種類の模様が重なった、ある種ユニークなデザインです。
基本に、見事な真糊の技術で四季折々の草花が細かく広い面積に描かれ、それを覆う様に大きな扇が染められ、金糸の刺繍で平安期の建物が描かれた作品です。
羽織られると、不思議な事にそれらが一体化し、まとまった一つの流れになって奥行のある豪華さを演出してくれます。
染繍美術家とも言われた、昭和の素晴らしい作家作品です。
高島屋上品会で求められ、着用されずに保管されていました。
当店でお手入、お仕立替をいたしました。
40年以上を経て、良い状態で現存している事を嬉しく思える逸品です。
横木爪の抜紋が入っています。
紋替等の加工も当店で承ります。
1枚目の写真をクリックすると、大きい画像をご覧いただけます。
商品番号 r0448
扇面に御所解文様黒留袖 大彦製 野口眞造作
販売価格 有難うございました
|
