「新篁」友禅訪問着 熊谷好博子作
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「新篁」友禅訪問着 熊谷好博子作

着丈166(+8)cm 裄丈68cm 袖丈49cm

東京友禅の伝統工芸士の第一人者のお一人で、伝統工芸展でも数々の賞を受賞、昭和30〜50年代に大変ご活躍された、故・熊谷好博子さんの代表作とも言える訪問着です。
作品集にもこちらの姉妹作品が紹介されています。
あらゆる染色技法を高い完成度で習得されていた熊谷さんならではの素晴らしい作品です。
細部を見れば見るほどに新発見があり、気が遠くなる様なこだわりと精密さが力強く伝わってきます。
新しく芽吹いた若竹は、撒糊友禅の技法で茜色の濃淡によって活力ある表現をし、老竹は墨色の摺染で力強さを出し、絶妙なコントラストになっています。
竹林の地面となる部分は裾から落葉が描かれ、空に向かって板締絞りが横の線となって広がって光のイメージが感じられ、閉塞感のない美しい風景になっています。
全体的には東京友禅らしいやさしいトーンで、着る方をふんわりと包んで品格ある着こなしを演出してくれる事は間違いありません。
おそらくもう一度出合う事はないと思われる作品です。
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商品番号 r0475
「新篁」友禅訪問着 熊谷好博子作
販売価格 有難うございました

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