木版摺染更紗紬開名古屋帯 鈴田滋人作
重要無形文化財「木版摺更紗」保持者・鈴田滋人作。
鈴田滋人さんは鍋島藩に古くから伝わる鍋島更紗の製作技法の研究と復元に力を注いだ父・昭次さんの後を受け、木版と型紙を併用して作られる「木版摺更紗」の研究と製作を始められました。
確かな技術による精密さと、豊かな感性によるあたたかみのある優れたデザイン力から、現代の用の美にマッチした素晴らしい作品を作り続けておられます。
こちらの紬の名古屋帯は、真上から見たアヤメの花がデフォルメされた図案の連続となっています。
木版の型の大きさはおそらくこの花の4分の1ほどの大きさで、使われる色の数によって工程も増える事から、いかに精密さを要するかは図り知れない物があります。
そして、独特の染め残される白の配置と分量が全体をとても引き締めていて、切られた時にモダンでハイセンスな雰囲気にしてくれる事と思われます。
更紗の図案は古くから身につける染織品に好まれ、多く取り入れられていましたが、一目見てそれとわかる個性的で格調高い作品はさすがと思わされるものがあり、個人的にも大ファンの作家さんのお一人です。
1点だけではありますが、今回のイベントでご紹介できる事が嬉しく思えます。
商品番号 r0482
木版摺染更紗紬開名古屋帯 人間国宝 鈴田滋人作
販売価格 有難うございました
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