「埃及綴鸚哥瑞華文」袋帯 龍村平蔵製
古代エジプトのキリスト教に信仰心を持った人々はコプト人と呼ばれていました。
アラブ人支配下にあった時代には抑圧され、コプト織の柄の中にはキリストを魚の形で表したり、十字架を車輪の様な文様にしたりして織り込んだ物などがあります。
そのコプト裂の中の傑作と言われる「花環を持つインコ」の文様を初代龍村平蔵氏が復元し、その代表作でもある素晴らしい袋帯です。
それまでの日本の織物を美術的価値にまで高めた功績は有名ですが、古代の染織品の研究にとどまらず、図案家の育成にも尽力され、それまで帯としてはありえなかった斬新なデザインを数多く世に出されました。
こちらのコプトの鸚哥の図案も、それまでの日本の帯の世界には見られる事のなかった物だと思われます。
それを身に付けた時の色柄のバランスやボリューム感など、様々な面から計算、考慮されている事が素晴らしいです。
一目見てそれとわかる独特の個性と存在感、そして高級感を持ち合わせている事が、龍村平蔵製の作品に共通して言える事であり、不変的人気の理由と言えるでしょう。
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商品番号 r0488
「埃及綴鸚哥瑞華文」袋帯 龍村平蔵製
販売価格 有難うございました
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