松に磯辺文様袋帯 熊谷好博子作
東京友禅の伝統工芸士の第一人者のお一人で、伝統工芸展でも数々の賞を受賞、昭和30〜50年代に大変ご活躍された、故・熊谷好博子さんの代表作である、松に磯辺文のシリーズの袋帯です。
「着物紹介」にて、同じ図案の色留袖をご紹介しております。
あらゆる染色技法を高い完成度で習得されていた熊谷さんならではの素晴らしい作品です。
こちらは、松の枝を中心にして波がからまる様に描かれ、躍動感のみなぎる大胆な構図になっています。
熊谷氏の作品は、どれも厳しさのある静かさを感じる物が多い中、こちらは少し珍しいタイプと言えるかもしれません。
ただ、松の枝から枝垂れるツタの蔓がその静かさを物語っているようで、渦巻く波とのコントラストが面白く感じられます。
また波しぶきを非常に細かい水玉で描かれているのも、独創的で楽しいです。
やや光沢がありますので、色無地、江戸小紋から附下クラスのお着物とも合わせていただけると思います。
熊谷氏作の袋帯は作品数が少なく、大変珍しいと思われます。
やはり名作と言える逸品です。
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商品番号 r0496
松に磯辺文様袋帯 熊谷好博子作
販売価格 有難うございました
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