読谷山花織木綿着物
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読谷山花織木綿着物

昭和中期〜50年代に織られたと思われる、木綿の花織の反物が入荷いたしました。
昭和初期までは琉装用として一部で織られていた様ですが、戦後は材料的にも技術的にも困難な点があり、 近年になるとほとんどが絹の物になっていった様です。
以前に人間国宝である故・與那嶺貞氏作の木綿の花織をご紹介した事がありますが、 こちらはそれより古い時代の作品と思われます。
銀座こうげいの白洲正子さんも木綿の花織を注文して織ってもらい裏に木綿の古紅型を合わせて 道中着のコートの様にお仕立して愛用されていた様です。 以前に「武相荘」でお着物を展示されている中に実物を見つけた時に、なぜかとても嬉しく思いました。
その銀座こうげいで同じくお誂えされた木綿の花織の道中着を10年位前に扱ったのですが、 今回の花織とよく似ています。 おそらく同じ時代に同じ作者の手で作られた物かもしれません。
花の織の下にあしらわれた四角い絣が特徴的で、その絣の足が織り出すぼかしが本当に美しく花織を引き立てています。 手紡の木綿で味わいのある風合いですが、完成度の高い美しい織物として仕上がっています。
時代的に、反物の長さが近年の物よりもやや短かった事や、花織の特徴的な面を考慮して、着ていただきやすい形になる様に衿やおくみの部分のお仕立を工夫しています。
沖縄の染織文化の代表的な物の一つでありながら、二度と出合う事はできないかもしれない、希少性の高い美しい木綿 花織です。
是非一度、実物をご覧ください。
お仕立上がり。

商品番号 r0509
読谷山花織木綿着物
販売価格 有難うございました

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