「花菱」川平織名古屋帯 深石美穂作
昭和53年に石垣に移り住まれた深石美穂さんの、緑に囲まれた自然豊かなからん工房でこの美しい織物は作られています。
伝統工芸展をはじめ、各賞を受賞されていますが、それも去る事ながら常に新しいテーマに取り組まれ、着る人のセンスをより引き出す完成度の高い美しい作品には多くのファンが魅了される様です。
今回入荷いたしました名古屋帯は、前回ご紹介しました3点とはまったくタイプの違った、花織の紬の名古屋帯です。
コチニールと椎で染めたしなやかな紬の糸で織られた、少し甘さのある色合いの縞を台に、ポイント部分に主にグレー系の同系色の糸で、ぱっと花が咲いた様に花織が織り出されています。
グレーにピンクの柄ではなく、ピンクにグレーの柄となっている所が大人っぽい可愛さもあってとてもお洒落です。
こちらのサーモン系のピンクの地色ですと、白、茶、藍など様々な色の紬のお着物と、素敵にコーディネートをお楽しみいただけるのではないかと思います。
お仕立上り、未着用の状態で入荷いたしましたが、何らかの都合で太鼓裏の生地の一か所に継ぎ目があります。
着用にはほとんど影響はないと思われますが、そのため、少しお買得価格となっております。
(長さ)約3m86cm×(太鼓巾)30.2cm×(前巾)15.2cm。
商品番号 r0602
「花菱」川平織名古屋帯 日本工芸会正会員 深石美穂作
販売価格 有難うございました
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