「瑞典須賀爾家人形」紬地本袋帯 龍村平蔵製
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「瑞典須賀爾家人形」紬地本袋帯
龍村平蔵製

龍村平蔵氏は、大正時代に日常に着られていた着物や帯を、研究を重ね、美術的価値のある織物へと高める事に貢献されました。
その作品に出合うたび、独創的な意匠にいつも新鮮な驚きを感じ、また高い技術と品質の良さの裏付けには感動もおぼえます。
こちらは、これからの季節にぴったりと思われる少しユニークな作品です。
トナカイを主役に可愛い女の子と鳥たちが織り出された、北欧が舞台になった絵本の世界の様な図案の、紬地の本袋帯です。
パソコンで文字化けしてしまったのかと思う様なタイトルも面白く、スウェーデン(漢字表記は「瑞典」)がテーマの様です。
スウェーデンでは古くから羊毛をつめて作られるウォルドルフ人形が人々に愛されている様で、それに因んでか、色とりどりに織り出された柄の部分は、珍しい事に羊毛の糸を使用するといったこだわりぶりで驚きました。
「スカルカ人形」と読めるのですが、色々と調べてみましたが、残念な事に文献が見つかりませんでした。 ただ、スウェーデンには「スカルカ」という人名が多く、それに由来するのかもしれません。
個人的には、初めて出合うタイプの作品でしたので、またしてもやられてしまった感のある、嬉しい驚きのある帯です。
もちろんクリスマスシーズンには絶対に締めたいですし、それ以外の時でもご自身でテーマを決められて、遊び心でたくさん楽しんでいただければ素敵だと思います。
大人のメルヘンの様な、お洒落心満載の素晴らしい逸品です。
(長さ)約4m42cm×(太鼓巾)30cm。
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商品番号 r0623
「瑞典須賀爾家人形」紬地本袋帯 龍村平蔵製
販売価格 有難うございました

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