変菱織「連」袋帯 北村武資作
重要無形文化財「経錦」「羅」保持者・北村武資作。
こちらは、北村武資氏が昭和43年に発表され、伝統工芸展でも受賞された「連」のシリーズの作品の一つです。
北村氏は伝統の織物の復元、研究にとどまらず、強い探究心によって独創的でありながら精密で優れた作品を数々発表されています。
一目見てそれと分かる個性と風格がありながら、見る度に新鮮な印象を受けますが、それは本当にすごい事だといつも驚き、感動します。
こちらの作品は、特に制作に時間を要する事もあり、他の作品と比較しても数が少ないそうです。
それなのに、本当に不思議な事に、今回は別々の所からお色違いで2点入荷いたしました。
嬉しい限りではございますが、このような事は滅多にない事です。
写真の作品は、薄紅色から桜鼠色までのグラデーションの様々な色の糸で構成されています。
実際お召になった時には、少し離れて見ると「大きな斜め格子の素敵な帯だな」と言う印象に見える様なデザインになっています。
近づいて見るとその霞文の様に折り重なっている美しい糸の集合に見る方もきっと驚かれる事と思います。
見る方へのそうした嬉しい裏切りは、ちょっと心がはずみ、お出かけもまた楽しくなったりします。
本当に洗練されたお洒落さと、一度は身につけてみたいと思える高品質な織物特有の魅力があります。
もう一点は白と金の組合せによる物で、フォーマルのシーンにもお使いいただけます。
魚々子文の作品でも言える事ですが、同じ基本デザインでこれほどに表情の違う作品を作られるのも、北村氏ならではの事で本当に素晴らしいです。
手にもしなやかで、お召いただきやすさも一目瞭然の質感です。
どちらも是非一度ご覧いただきたいおすすめの逸品です。
未着用品。
(長さ)約4m55cm×(太鼓巾)31cm。
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商品番号 r0640
変菱織「連」袋帯 人間国宝・北村武資作
販売価格 有難うございました
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