草木染郡上紬
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草木染郡上紬

身丈167cm 裄丈69cm 袖丈49cm

こちらは昭和40〜50年頃に、宗廣力三氏から直接お求めになった方の物が、ご縁があって入荷いたしましたので、当店でお手入、お仕立替をいたしました。
戦後、地元である郡上の地域復興の一つの産業として郡上紬の研究と後継者の指導に尽力された宗廣氏ですが、やはり人間国宝になられるまでは色々とご苦労も多かった様です。
その昔は主に家族のためなどに織られていた手織紬に新しい工夫を取り入れ、試行錯誤を続けられて「郡上紬」という一つの確固たる存在を世に知らしめ、たくさんのお弟子さんを育て、多くのファンを作られたのは本当にすごい事だと思います。
私自身、15年くらい前から度々郡上八幡を訪れる事がありました。 その頃にはもう工房はなくなっていましたが、地元の方から初期の作品を譲っていただいた事も多く、嬉しい事に機会があって何度も色々な作品を 見せていただく事ができました。
自然に囲まれ、本当にきれいな水が町の中のいたるところに流れ、生活用水として今でも色々に活用されています。 きれいな川には鮎もたくさん泳いでいます。
町の方たちも本当に気さくでおおらかな方ばかりで、女性がとても元気がよく、よく働かれる印象があります。
そういった町だからこそ、こんな素敵な紬は生まれたのだろうとしみじみ思った事があります。
郡上紬の赤は独特です。 もっと強い赤の作品も扱った事がありますが、草木染ならではの深みと、まるで真綿の糸が喜んでいるようにきらきらと光沢があり、そしてしっとりとしています。
全体の写真を見ていただくと紬のお着物でありながら、内面からあふれる気品の様なものが伝わるのではないかと思うのですが、そこには独特の世界がある様に思えます。
是非実物をご覧いただいて、その良さをご実感ただけたらと思います。
お仕立替済。

商品番号 r0645
草木染郡上紬
販売価格 有難うございました

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