型絵染梅の図名古屋帯 釜我敏子作
年末も押し迫ってまいりましたが、年明け早々にお召いただきたい特に梅をモチーフにした作品を、何点かご紹介したいと思います。
こちらは、いつも自然の風景の中に咲く野の花をモチーフにした素敵な型絵染の作品を発表され、伝統工芸展をはじめとする数々の賞を受賞、またその女性らしい優しさのあふれる様な作品の素晴らしさから、非常に人気の高い日本工芸会正会員、釜我敏子さん作の梅の図の名古屋帯です。
市松の様な綾織りの地紋の生地に、大きくは立涌に3分割された構図で、モノトーン、中心の墨だけ、彩色部分とに分かれた物となっています。
型絵染ならではの直線的な梅の枝ぶりと、どこかほんわかとしたような梅の花ののどかさとが対照的で面白く感じられます。
色使いも、彩色された部分は白地となっていて、綺麗なお花の色がとても映えています。
白抜きに染められた部分とのバランスが絶妙な、素晴らしいデザインです。
品質も技術も素晴らしく非常に高い完成度にも関わらず、とても軽やかで着る方の心までウキウキさせるような楽しさを持っているのがすごい事ですし、またそれが人気の秘訣なのかもしれません。
都会的でハイセンスな型絵染は本当に人気がありますが、釜我さんの様な素敵な作品はそんなには出合いません。
希少でお洒落で本当におすすめの逸品です。
未着用品。
(長さ)約3m82cm×(太鼓巾)30.4cm×(前巾)15.2cm。
商品番号 r0647
型絵染梅の図名古屋帯 伝統工芸会正会員 釜我敏子作
販売価格 有難うございました
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