「しかいちご」二部式紬本袋帯 龍村平蔵製
白と黄と青の有栖川文様の鹿が、右向きと左向きで仲良く並んで行進している様なちょっとお茶目な図案に、上下にはまるで花壇の植物の様に苺錦のボーダーの部分が織り出された紬の本袋帯を、二部式のお仕立にされた物です。
本来、どちらも名物裂文様としてよく知られているものですが、龍村平蔵氏の独特の感性によってこのような形で組合せて、お洒落着用のものとしてデザインされると、こんなにも個性的で不思議な魅力を持った作品になるのだと改めて驚かされました。
「しかいちご」というタイトルが、また洒落た風に思えます。
色使いは丁子茶色に3色の鹿達の色が映えていて、それでいて全体的には抑えめのお着物との相性が良さそうなものになっています。
本当に贅沢なお洒落着用の本袋帯ですが、お求めになられた方は更に贅沢に、二部式のお仕立にされた様です。そのため、大変お買得価格でご紹介する事ができました。
最近は50〜100万円以上の帯でも二部式にされている方が増えていて、またそれを喜んで下さる方も増えている傾向が見られますので、以前の様に二部式だからと言ってあまり残念には思わなくて良いので嬉しいです。
今回の『歳末・今昔きもの市』にも、他にもたくさんの二部式帯をご用意しています。
どうしても一本につながっていないとお好きではないとおっしゃる方には、元の形に繋いでのお仕立を当店で承る事は可能です。
春の楽しいイベントやお食事会などに、色々な紬のお着物と合わせて、是非お出かけいただきたい個性的な逸品です。
今回は赤城紬の無地のお着物と、ちょっと大人っぽい組合せで「コーディネート」のページでご紹介させていただきました。
未着用品。
(太鼓巾)29.5cm×(前巾)15.4cm。
商品番号 r0654
「しかいちご」二部式紬本袋帯 龍村平蔵製
販売価格 有難うございました
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