「大根とおろし金」江戸小紋 人間国宝 小宮康孝作
大きい写真を見る
 

「大根とおろし金」江戸小紋 小宮康孝作

身丈167cm 裄丈68cm 袖丈48.5cm

重要無形文化財「江戸小紋」技術保持者。
江戸時代から伝わる技術を研究、継承し、手仕事の染として現代まで伝わる基礎を作りあげられた、小宮康孝さんの作品です。
こちらは、もう一点ご紹介している「定め小紋」と呼ばれる種類とは対照的に、町人文化の自由な発想の中から生まれ、言葉遊びの様なおめでたい「謂れ」を込めた、粋な「いわれ小紋」と呼ばれる種類に入ります。
いわれ小紋には、聞いて「なるほど」と楽しくなってしまうものが色々あります。
「大根とおろし金」の意味の一つは、消化が良くお腹にやさしく“あたらない”、つまり「難事にもあたらない」という謂れです。
もう一つは、大根をおろす事から“大根役者を役から降ろす”、“役をおとす”、すなわち「厄落とし」の謂れがある様です。
同じ様にお召になるにしても、その意味がわかるとまた楽しさも倍増し、お話も弾むのではないでしょうか。
真朱を少し淡くした様な茜色の地に白の図案がとてもきれいに映えて、全体的にはやさしい素敵なお色となっています。
お若い方で、江戸小紋の良い物を一つ揃えたいと思っていらっしゃる方には、是非おすすめの素晴らしい逸品です。
もう一点と同じく、当店でお手入、お仕立をいたしました。
共八掛。

商品番号 r0658
「大根とおろし金」江戸小紋 人間国宝 小宮康孝作
販売価格 有難うございました

line