「コプト狩猟文」綴織袋帯 龍村平蔵製
古代エジプトの染織遺品であるコプト裂の狩猟の文様を、本爪掻綴織によって表した、大変珍しい龍村平蔵製の袋帯です。
3〜6世紀、約1500〜1600年位前にエジプトで織られた「コプト裂」と呼ばれる布は、主に、経の麻糸に綴織の技法と同じ様に羊毛などの緯糸を綴り、様々な文様を描いた物です。
エジプト地方でありながら、出土品にはギリシャ神話やローマ神話の文様などが多い様です。
近代の染織品のルーツの一つと言える物で、西陣製の手機の帯の図柄などにも多く取り入れられています。
こちらは、龍村平蔵製ならではの大胆な色使いで、しっかりとした本爪掻綴で織られていますが、非常にしなやかでお使いいただきやすく、お太鼓にされた時もすっきりと美しくまとまる質感となっています。
龍村平蔵製の作品の中でも綴織の物は、お値段的な事からも非常に数が少ないです。
こちらは少し古い時代の物と思われます。
そのため現代の袋帯の幅よりややせまい事もあり、未着用の良い状態ではありますが、少しお買得価格となっています。
綴織の袋帯ですのでお召いただける範囲は広く、江戸小紋、色無地、柄合わせ次第では附下、訪問着クラスまで、またあまりカジュアルすぎない紬のお着物とも楽しく合わせていただけます。
近年人気の高い作家物や絵羽付の紬のお着物など、染の名古屋帯等ではボリュームが足りないなどと思われるお着物とも、とてもよく合います。
大変お値打の、芸術品と呼びたくなる様なおすすめの逸品です。
未着用品。
(長さ)約4m43cm×(太鼓巾)29cm。
1枚目の写真をクリックすると、大きい画像をご覧いただけます。
商品番号 r0665
「コプト狩猟文」綴織袋帯 龍村平蔵製
販売価格 有難うございました
|