水辺白鷺図開名古屋帯 東京染繍大彦製
青みの深い灰紫色の縮緬地に、水辺の風景と、そこに一羽の白鷺が描かれた友禅の開名古屋帯です。
色使いや構図、ちょっとユーモラスな雰囲気の鷺の表情などからも一目見てそれと分かる個性を持つ、大彦製の作品です。
手前にある様に見える芦の葉の彩りも美しく、遠近感を出すのに効果的な存在となっています。
また白鷺の羽の質感を表現した手刺繍も本当に見事です。
少し古い時代の作品の様でしたので、当店で時間をかけてお手入して、お仕立をいたしました。
胴の方の無地部分の色などが少々濃淡がある様な状態になっている事と、タレの角になる部分に長年の保存で負担がかかっていましたので、ほんの少し縫い込みをいたしました。
どちらも着用にはほとんど問題はないと思われますが古い物にご理解のある方におすすめしたいと思います。
厚物単衣の時期までお召いただけます。
すくっと立った鷺の姿が何とも言えずチャーミングで、お召になった時にも何だか楽しく、それでいて品質の良さからぐっと目を引く、とてもお洒落な昭和の逸品です。
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(長さ)約3m67cm×(太鼓巾)30.6cm。
商品番号 r0669
水辺白鷺図開名古屋帯 東京染繍大彦製
販売価格 有難うございました
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