「埃及向栄文」本爪綴織袋帯
龍村美術織物製 三越扱
昨年、こちらのコプト裂文様の復元のタイプの埃及(エジプト)シリーズの龍村平蔵製の物を何点かご紹介いたしましたが、今回は三越扱ということで「龍村美術織物」ブランドとして販売された、やはり名品とも言える綴織の袋帯のご紹介です。
いずれにしてもその作品数は大変少ないですが、約1年ぶりにご紹介できて嬉しく思えます。
今回は黒地に翡翠色がくっきりと織り分けられ、その部分にコプトの古代文様、鳥や花唐草の複雑な文様をモール糸も含めて綴織で織り出された素晴らしいものです。
きれいな色使いで可愛らしさもある模様ですが、作品全体としては圧倒される様な迫力があります。
どういったお着物と合わせるのが良いのか、ちょっとうろたえてしまいますが、前回の作品と同様に、意外と色々な物と合わせられてしまいます。
お柄が合えば、訪問着や附下から江戸小紋、小紋、絵羽紬、結城紬、お召の着物など、本当に不思議なくらいにマッチします。
以前、黒柳徹子さんが山岸幸一氏作品の紬に、こちらのタイプの袋帯を合わせてテレビに出演されていました。
決してかたくはありませんが、ボリューム感もありますので、最初は重く感じられるかもしれません。
ただ、お使いいただく内に質感も馴染んで締めやすくなり、レパートリーの広さに喜んでいただける事と思います。
昭和の名品とも言える、別格にレベルの高い素晴らしい必見の逸品です。
(長さ)約4m49cm×(太鼓巾)31cm。
商品番号 r0679
「埃及向栄文」本爪綴織袋帯 龍村美術織物製 三越扱
販売価格 有難うございました
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