「束菊紋羅金」袋帯 北村武資作
重要無形文化財「経錦」「羅」保持者・北村武資作。
「羅」の歴史は古く中国前漢の時代からあり、日本には7世紀頃に伝えられたと言います。
北村武資氏もその出土品を見られて、その美しさに深い感銘を受けられ、その後長年に渡って研究を続けられ、たくさんの問題をエネルギッシュに解決、そして復元され、さらに独自の技法を確立され、「羅」では1995年に人間国宝に認定されました。
こちらの「束菊紋羅金」の作品もちょうどその頃の作と思われます。
まさかこの作品に出合えるとは思っていませんでした。
菊の花びらが大小になっているのは、その事によって柄部分にボリューム感が出て、文様に変化と豊かさが得られるからだそうです。
蝉の羽の様に透き通る地織になっている羅の向こう側に渡っている金糸が見え、動きによって独特の色の変化と光沢が現れます。
正直、その光の変化がある事で、撮影には少々苦労いたしました。
これほどの作品が入荷した事をお伝えしたく思い、DMにも載せさせていただきましたが、質感などはまったく伝えられなかったかもしれません。
今回はこちらの作品と別に、同じく北村氏作の「子持菱文羅」、そして川島織物製の「天平菱文羅金」と3点入荷いたしましたが、どれも希少性の高い作品ばかりでとても驚いています。
そして嬉しく思っております。
お着物ファンだけでなく、染織品にご興味がおありの方にも是非ご覧いただきたい逸品ばかりです。
共箱有。
(長さ)約4m56cm×(太鼓巾)31cm。
商品番号 r0710
「束菊紋羅金」袋帯 人間国宝 北村武資作
販売価格 有難うございました
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