紫雲會 タツノオトシゴ文様袋帯 井関宗鱗
紋屋井関は室町時代末期、御寮織物司として任命された六家の筆頭的役割を果たしていて、初代井関宗麟は紋織の先駆者とも言える方だった様です。
その事は、染職関係の文献にも様々に取り上げられています。
こちらは、そうした西陣の歴史と共に歩んでこられた紋屋井関製の袋帯です。
少し珍しく、タツノオトシゴを描いた図案なのですが、実物の可愛らしさとは少し違って、まるで空に昇る竜の様なイメージに見えます。
タイトルも縁起の良い雲と言われる紫雲の名前になっていて、海より空を連想する様な、どこか広がりを感じられる躍動感のある作品です。
お色使いは紋屋井関製ならではのシルバーグレーがベースとなった抑えたトーンですので、インパクトのある文様でも大変上品な雰囲気となっています。
盛夏を挟んで、少し広い範囲の季節にお使いただけます。
適度な張りもあり、とても軽くお召いただきやすい帯です。
大変複雑に織り出された海藻の様な部分のすかし織がとてもきれいです。
品質が良くて個性的な夏用の袋帯は非常に少ないですので、そういったタイプをお探しの方には、希少性も高く品質的にも最高と言えるおすすめの逸品です。
未着用品。
(長さ)約4m51cm×(太鼓巾)30.8cm。
商品番号 r0712
紫雲會 タツノオトシゴ文様袋帯 井関宗鱗
販売価格 有難うございました
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