「麦の図」 手描名古屋帯 熊谷好博子作
青白橡色をずっと薄くしていった爽やかな緑地に、勢いよく麦の穂が描かれた塩瀬の名古屋帯です。
昭和の染織の世界で活躍され、大変大きな功績を残された東京友禅の第一人者のお一人、熊谷好博子氏の手描きの作品です。
麦をモチーフにしたものは、春から初夏と、古くは秋にも収穫があったためか秋の印象もあります。
稲穂とはまた少し違った元気の良いイメージがあります。
一時期は日本画家の道を目指されていた事もあるという熊谷好博子氏の手描きの作品に時折出合うと、その構図の素晴らしさや迷いのない筆のタッチなど、友禅の細密さとはまた違う臨場感の様なものが伝わってくる様で嬉しくなってしまいます。
いずれにしても、長い時間眺めていても飽きの来ない、完成度の高い作品を作られていたのだと改めて感動を覚えます。
一目見てそれと分かる個性を持つ、そんな素敵なおすすめの逸品です。
(長さ)3m57cm×(太鼓巾)30.6cm×(前巾)15.2cm。
商品番号 r0735
「麦の図」 手描名古屋帯 熊谷好博子作
販売価格 有難うございました
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