重要無形文化財本場越後上布着尺 120亀甲 鈴木苧紡庵製
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重要無形文化財本場越後上布着尺 120亀甲 鈴木苧紡庵製

青苧と呼ばれる、上質な苧麻からひいた原料から糸を績み、作成した図案に沿って手括りで絣を括り染めし、地織で織り、雪晒しをするといった60にも及ぶ工程は長い時間と根気を要し、各工程すべてが熟練した高い技術を持った人々の手によるものです。
それは1200年とも言われる越後上布の歴史の中で生み出された、雪国の宝物と呼ぶにふさわしいものです。
こちらは、その重要無形文化財越後上布技術保持者の第一人者のお一人でもあった、故・鈴木苧紡庵氏作の120亀甲の本場越後上布です。
ぴしっとほぼ狂いなく並んだか亀甲が、ひとつひとつに表情がある様で手仕事の温かさが伝わってくる様でもあります。
鈴木苧紡庵氏の作で20年位前の物と思われ、何となくぼやっとした色の変化が見られましたので、この春に雪晒しをお願いしました。
楽しみに待っておりましたが、上がってきましたら白の色が本当に透き通るほどにきれいで、すっきりと生まれ変わって美しく輝いているかの様です。
どんな方の目に留まってどなたにお渡しする事になるかが楽しみですが、お着物にお仕立した姿も是非見たいですし、またそれをお召になるとどれほど素敵な事かと今からワクワクしてしまいます。
裄がぎりぎり1尺9寸3分(72cm強)までとれそうですので、そのお寸法で大丈夫な方なら、男性でもお召いただく事ができます。
色々な上布をご紹介していますが、どれも素敵で、個人的にも着てみたいと思う物ばかりで、嬉しい様なさみしい様な複雑な気持ちになります。
今回はもう1点、重要無形文化財の160亀甲の越後上布も入荷しています。
上布にご興味がおありの方には是非一度ご覧いただきたい、おすすめの逸品が揃っています。
この機会に是非お立ち寄りくださいませ。
証紙有。

商品番号 r0744
重要無形文化財本場越後上布着尺 120亀甲 鈴木苧紡庵製
販売価格 有難うございました

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