本場宮古上布万筋着物 新里玲子作
身丈168cm 裄丈68cm 袖丈49cm
夏のお召物の特徴の一つとして、上品に透ける素材のもたらす涼感があります。
動きによって濃淡が現れ、色の変化が生まれ、袷の物にはない魅力と言えるかもしれません。
そんな夏のお召物の素材の中でも、苧麻を使用した物は糸そのものにもう一段透明感があり、実際に透けて見えるわけではありませんが、独特の透き通る様な何とも言えない質感があり、いつもその美しさに惑わされ引き寄せられてしまいます。
その点で言わせていただいても、こちらの宮古上布はその魅力に満ちあふれています。
グレー味をおびた薄く淡いベージュの白汚しの地に走る細い藍の経縞が、苧麻ならではの糸の強弱により、均一ではない事で味わいのある素敵な文様となっています。
夏の憧れの一つでもある淡い色の宮古上布ですが、こんなにシンプルでそれでいて素晴らしい存在感があり、実際に絶対着てみたいと思わせされる力を持っている様です。
もう1点ご紹介しています、絣の柄付の宮古上布の反物が「動」としたら、こちらは「静」の魅力の様でもあり、対照的で面白くも思えますが、とても贅沢なお話の様でもあります。
私自身も手元にある事が嬉しく思えて、強くおすすめしたくなくなってしまう様な、でもおすすめの夏の逸品です。
商品番号 r0747
本場宮古上布万筋着物 新里玲子作
販売価格 有難うございました
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