重要無形文化財 宮古上布 飛び十字に四角の模様着物
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重要無形文化財 宮古上布
飛び十字に四角の模様着物

身丈157cm 裄丈67cm 袖丈49cm

こちらは、おそらく昭和の頃に作られたと思われる、美しい糸の味わいと質感をお楽しみいただくのに最適な、飛び柄の宮古上布のお着物です。
総絣の物の精密さとはまた違って、無地部分が多い作品は糸や染を均一にしなくてはいけない大変さがあり、それはそれで同じくらいのご苦労をされると、以前お話を伺った事があります。
どこかのどかな飛びの十字絣に、3色の四角が寄った星座の様な柄を見ていると、そんなご苦労もわからず、「なんて可愛い柄の宮古上布でしょう、これにはどんな帯を合わせたら素敵なのかしら」なんて悩んでしまう私たちは幸せかもしれません。
でもやはり大切に扱っていただき、長くご愛用いただけたら嬉しく思えます。
もう1点ご紹介予定のしています、ピカピカの宮古上布との味わいの違いもまた興味深く、夏のお召物は本当に一段と奥が深く、日本の染織文化の素晴らしさを改めて感じます。
飛び柄の物は帯合わせは比較的スムーズで、染の麻の名古屋帯やすくい織の八寸名古屋帯など、色々とお楽しみいただけると思います。
白いお襦袢が少し透けて、髪の毛の様に細い宮古上布の糸の表情が現れ、それもまた味わい深いです。
日傘の似合う素敵な装いで是非お出かけください。
こちらは、当店で裄出しの加工をしています。
上布類の場合、一度お仕立をすると起こり得る事ではあるのですが、左袖内側に以前の身八つ口の虫止めの跡が小さいキズの様に残ってしまいました。
着用で帯の下になりますが、そのため少々お買得価格とさせていただいております。

商品番号 r0750
重要無形文化財 宮古上布 飛び十字に四角の模様着物
販売価格 有難うございました

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