重要無形文化財本場宮古上布 変絣縞着物
こうげい芥川扱
身丈161cm 裄丈69cm 袖丈50cm
こちらのお着物は2年位前に手元に来たのですが、あまりに素敵で作品力もあり、時間と心のゆとりがある時にゆっくりと向き合おうと思いながらもなかなかその機会がなく、今夏初めてゆっくりと見る事ができました。 極細の苧麻の糸といい、絣といい、各部分に素晴らしい点も多く、本当に名品だなあと思えました。
ひとつの巾に6本の縞のかたまりが配置されています。
白と藍、白と緑にそれぞれ染められた絣糸を、1本おきに並べて構成されたこだわりぶりで、絣の足の表情をとても効果的に使ったモダンで素敵な模様となっています。
その縞の所々に緯に流れる別の絣糸が織り込まれ、四角い格子の模様を作り、アクセントになっています。
優れたデザイン力を持つ作家作品と思われます。
藍の無地の部分も苧麻の糸が極上である事を物語っていて、絹の様にしっとりとしなやかです。 そして目立たない分量で織り込まれた緑の絣糸が、その藍の色をより深みのあるものにしています。
上布は透け感がある事から、藍の物はあまり得意ではないとおっしゃる方にも、あまり抵抗なく取り入れていただけるのではないでしょうか。
一見こなすのが難しそうに見えても、着る方をすんなりと包み込んでくれる、そんな優しさを持つ良質な、そして大変お洒落な夏のおすすめの逸品です。
商品番号 r0756
重要無形文化財本場宮古上布 変絣縞着物 こうげい芥川扱
販売価格 有難うございました
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