重要無形文化財本場越後上布
鈴木苧紡庵作 三越扱
着丈158cm 裄丈66(+3)cm 袖丈50cm
夏の憧れの様な美しい織物・越後上布のお着物が、また追加で数点入荷いたしましたのでご紹介させていただきます。
青苧と呼ばれる、上質な苧麻からひいた原料から糸を績み、作成した図案に沿って手括りで絣を括り染めし、地織で織り、雪晒しをするといった60にも及ぶ工程を経て、人の手を通して生まれる越後上布ですが、この美しい布を手元に置いて触れ、その事に思いを馳せると愛おしくさえ思える様な不思議な魅力に満ちています。
こちらは薄く淡い藍の地に、花束の様な可愛い絵絣が散らされた素敵なお着物です。
地色の藍の経は浅葱色に染められた糸で、緯は墨色の淡いシルバーグレーの糸で織られていますので、動きによって複雑な味わいのあるお色となります。
一見シックに思えますが、お羽織りいただきますとその味わいのあるお色に光が当たって、苧麻の光沢と共に素晴らしく高級感のあるものとなり、品の良い華やかさが現れます。
そして透明感のある藍によって、お洒落着でありながらとてもきちんとした印象となります。
あまり衿を抜きすぎずにさらりと着慣れた様子でお召になると、きっと白い半衿が映えてどんなに素敵でしょうと、想像しただけで嬉しく思えてしまいます。
そんなこの夏のおすすめの逸品です。
未着用品。証紙有。
商品番号 r0758
重要無形文化財本場越後上布 鈴木苧紡庵作 三越扱
販売価格 有難うございました
|