「天平羽衣錦」本袋帯 龍村平蔵製
龍村平蔵氏は、大正時代に日常に着られていた着物や帯を、研究を重ね、美術的価値のある織物へと高める事に貢献されました。
その作品に出合うたび、独創的な意匠にいつも新鮮な驚きを感じ、また高い技術と品質の良さの裏付けには感動さえおぼえます。
今回は何点かご紹介させていただいていますが、その意匠の多様さと完成度の高さは本当に数点を目にするだけでも十分に伝わる迫力の様なものがあります。
こちらは独特の金や銀、そして漆箔を駆使した多色使いで曲線を優美に描いた「天平羽衣錦」の本袋帯です。
曲線の集合だけでありながら、ゴージャスに古代へのロマンまでも表現された素晴らしい作品だと思います。
黒地のフォーマル用の袋帯は非常に活用がききますが、本当に品質の良いおすすめの作品の数は意外と少なく、違う意味でインパクトが強すぎたり、ボリューム感がありすぎたりといった物が多く、年間を通しても探すのに少し苦労いたします。
その点でも、こちらの作品は第一礼装に限らず、少しボリュームを抑えた訪問着や附下のお着物とも合わせていただけますし、個性のあるお洒落な装いをお楽しみいただくのにも最適と思われます。
大変おすすめの逸品です。
未着用品。
(長さ)4m22cm ×(太鼓巾)30.4cm。
商品番号 r0785
「天平羽衣錦」本袋帯 龍村平蔵製
販売価格 有難うございました
|