秋草模様型絵染ぜんまい紬名古屋帯 日本工芸会正会員 岩井香楠子作
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秋草模様型絵染ぜんまい紬名古屋帯
岩井香楠子作

岩井香楠子さんはお若い頃から小倉遊亀氏のもとで日本画を学ばれ、東京芸大を卒業後、40代の時に「型絵染」の人間国宝である故・鎌倉芳太郎氏に型絵染を学ばれるという、素晴らしい経歴をお持ちです。それだけではなく、その後の日本伝統工芸展においても受賞を重ねられ、ご活躍を続けられています。
その数々の作品は、いつも憧れに似たため息の出る様な美しいもので、薫る様な品格を感じられます。 先日の伝統工芸展にも素敵なお着物が展示されていて、長く立ち止まってしまいました。
こちらは、最近ではあまり出合わなくなってしまったぜんまいの綿がたっぷり織り込まれた、ざっくりとした紬の生地に桔梗や吾亦紅、ススキなど、秋の山辺で咲いている所に出合うと嬉しく思える草花たちが型絵染で描かれた、少し珍しく素敵な作品です。
本当に嬉しくなる様な贅沢な作品と言えます。
地色は利休鼠色と薄茶色のぼかし染となっていて、ぜんまい紬ならではの風合いを残しながらもすっきりとモダンな印象となっています。
どんなお着物を合わせるのが一番素敵かしらと、今からどきどきしてしまうくらい存在感のある素晴らしい作品です。
(長さ)3m70cm×(太鼓巾)31cm×(前巾)16.4cm。

商品番号 r0808
秋草模様型絵染ぜんまい紬名古屋帯 日本工芸会正会員 岩井香楠子作
販売価格 有難うございました

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