雪山景色模様訪問着 熊谷好博子作
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雪山景色模様訪問着 熊谷好博子作

身丈163.5cm 裄丈68.5cm 袖丈49cm

細密で、まさしく完璧という言葉が当てはまる様な美しい友禅を魅力あふれる図案で描かれ、素晴らしい数々の作品を残された、東京友禅の第一人者でもある故・熊谷好博子氏のお着物です。
こちらはため息が出るほどに素晴らしい、粉雪の降りしきる杉林のある山の景色を見事に描かれた訪問着です。
好博子氏は、自然の中にあるものの形を使って文様を作りだす事にもこだわりを持たれていた様です。
それは昭和39年に発表された「山湖」「雪原」「雨後」などの様な「葉摺染」と言われる木の葉を使って重ねて染めた素晴らしい数々の作品にも見られますが、こちらも同時期の作品と思われます。
それは透明感のある色を重ねる事によって複雑な色や柄を表現するといった、好博子氏が得意とされたものですが、こちらは雪を表すためか、ネガとポジの原理の逆パターンとも言える様な、柄になる方が染まらない技法となっている様です。
撒糊によって大変細やかな白い点が全体に置かれ、雪を表し、揺れる杉の木立の様な形をした木の葉で色止めをして地染され、染まっていない木の葉の先が積もる雪の様に見えます。
卓越したデザイン力と他の人が思いもよらないアイデアを、高い技術によって表現される好博子氏ならではの作品といえるかもしれません。
そしてその雪の降り積もる山の景色がモノトーンで表されている事によって決して荒々しさはなく、無限の静かささえ感じられる事がとても不思議です。
単なる着物や帯といった世界から離れてしまうほどに芸術的と言えるでしょう。
是非一度ご覧いただきたい逸品です。
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商品番号 r0841
雪山景色模様訪問着 熊谷好博子作
販売価格 有難うございました

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