本場琉球紅型訪問着 城間栄順作
身丈167cm 裄丈69cm 袖丈51cm
紗綾型の地紋のある生地に、柳染色が少しグレー味を帯びた様な色に染められ、流れる水のラインに沿って扇とたくさんの花々が紅型染で染められた、城間栄順氏作の素晴らしい訪問着です。
梅に菊に水仙、紫陽花などの四季の草花が咲き競って、紅型らしい濃紫と赤や黄色が美しく配され、個性的な華やかさとなっています。
紅型染の歴史は古く、500年位前に中国から伝わったとも言われています。
100年位前の古い紅型の端裂を手に入れた事がありますが、琉球古紅型の柄にはどれもその当時は沖縄に咲く花は描かれず、本土から型が渡っていた事もあるのでしょうが、菊や桜やアヤメなどの花が沖縄ならではの彩色で鮮やかに染められたものが多いです。
近年の沖縄ブームの頃からはデイゴやカリアンドラ、ゴーヤなんかもあったりと、沖縄ならではの草花がたくさん染められ、これは何の花かしらと沖縄の草花の図鑑で調べたりして楽しく見る事ができます。
こちらの訪問着は近年の作品としては日本古来の草花が多く描かれ、構図も流水に扇面といった古典的なものとなっていて興味深いです。
しかしながら、お羽織りいただきますと色柄とも琉球紅型ならではの美しさが花開き、本当に素敵な華やいだ着姿となります。
ちょっと琉球へのロマンを楽しみながらお召いただくのもよろしいのではないでしょうか。
紅型の世界で古い伝統を受け継ぎ、また次の世代へと継承し、守り続ける「紅型宗三家」のひとつ、城間家の日本工芸会正会員・城間栄順氏作の素晴らしい作品です。
未着用品。
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商品番号 r0845
本場琉球紅型訪問着 日本工芸会正会員 城間栄順作
販売価格 有難うございました
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