「円文白虎錦」本袋帯 龍村平蔵製
白の地に龍村平蔵製ならではの独特の箔の糸のグラデーションの美しさを加えて、円文白虎の図案が織り出された本袋帯です。
この図案は、小紋調の柄となって龍村美術織物でも定番的に作られ、お茶席使いの小物の生地としても好まれている様です。
こちらの袋帯は、その本家と言える様な存在を象徴するかのごとく存在感とボリュームが感じられます。
古く、中国は漢の時代には定着していたと言われる「四神相応」の中のひとつ、西の門を守る白虎をデザインしたものと思われます。
次の段には南の守神である朱雀、そして麒麟なども織り込まれています。
「四神相応」説は、東の守り神の「青龍」は春、南の「朱雀・鳳凰」は夏、北は亀の「玄武」で冬、そして西が「白虎」の秋となる様です。
日本でも青春、朱夏、白秋、玄冬という言葉はなじみが深く、現在でも風水の原点の様に生活の中で取り入れられているのが興味深いです。
そんな事を思い浮かべながら見ていると、またこの文様に違った面白さが見えたりします。
色留袖や黒留袖までお使いいただける格がありますが、ほんのりといった印象の箔の緑や淡いピンクが色どりを添えていて、訪問着や附下と合わせていただきますと、また一段と風格のある華やかな装いをお楽しみいただける事と思います。
フォーマル用の良い帯をお探しの方には、大変おすすめの逸品です。
(長さ)4m43cm×(太鼓巾)31.2cm。
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商品番号 r0856
「円文白虎錦」本袋帯 龍村平蔵製
販売価格 有難うございました
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