白茶地緯絣手花織着物
人間国宝 宮平初子作
身丈163(+5)cm 裄丈68.5cm 袖丈49.5cm
重要無形文化財「首里の織物」技術保持者・宮平初子作。
この作品を最初に目にした時、まさかこんなに身近にあって、手にする事ができるとは思っていませんでしたので、一瞬戸惑ってしまうくらい驚きました。
琉球ではその昔、船で旅立つ恋人や家族の安全を願って心を込めて布を織り、お守りとして渡すという手巾(ティサージ)というものがありました。
それはきれいな模様が何段にも複雑に織り込まれた美しい布で、私も100年くらい前に作られたものをずっと以前に一度手に入れた事がありますが、何か心にしみる様な感慨深いものが感じられ、その模様が目に焼き付いています。
そのティサージの文様でお着物を織られた宮平氏作品を図録で見た時に、その美しさにまた違った驚きと感動を覚えました。
他にも数々の名作を作っていらっしゃいますが、それまでの色々な花織とはまた違う色柄の新鮮さと、由来の奥深さとで特別に心に残る作品でした。
その実物に出合えるという事は、このお仕事を続けている中でもな本当に珍しく、非常に嬉しく思えました。
大変希少性の高い作品です。
染織品がお好きな方には、この機会に是非一度実物をご覧いただきたい逸品です。
未着用品。
商品番号 r0878
白茶地緯絣手花織着物 人間国宝 宮平初子作
販売価格 有難うございました
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