重要無形文化財本場結城紬「万葉集の花」 100亀甲
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重要無形文化財本場結城紬
「万葉集の花」 100亀甲

身丈169cm 裄丈69cm 袖丈49cm

「万葉集の花」と名付けられた、野に咲く可憐で小さな花を100亀甲の絣で織り出された、少し珍しいタイプの本場結城紬です。
象牙色の地にスミレやカタクリかと思われる花々が赤、緑、藍の糸で織り出されています。
少し前の時代のものでお仕立されずに保管されていた様で、反物の状態で入荷いたしました。
当店で本湯通しをしてお仕立をし、できがってまいりました。
反物の時はそこまで感じなかったのですが、お着物の形になってきて検品のためにパッと広げた時に、その軽さに改めて驚いてしまいました。
本場結城紬が現在よりかえって高価で、熟練の技術者も多く、品質の良いものが作られていた時代ならではのものと思われます。
シャキッとした手漉きの上質の和紙の様な張りと、しなやかな質感にこの軽さが加わって、久しぶりに本物らしい本場結城紬に出合った気がして嬉しく思えました。
この感じを体験された方が結城紬の魅力と言いますか、魔力の様な物にとりつかれてしまうのが理解できる様な気がします。
可愛らしい柄とは裏腹な、そういった意味ではちょっと危険な結城紬と言えるかもしれません。
さらに、珍しい白地に洗練された素敵な色柄となれば、結城紬ファンの方には是非ご覧いただきたいです。
お仕立上り。証紙有。

商品番号 r0893
重要無形文化財本場結城紬「万葉集の花」 100亀甲
販売価格 有難うございました

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