重要無形文化財江戸小紋「墨の切り口」
人間国宝 小宮康孝作
身丈167cm 裄丈68cm 袖丈49cm
重要無形文化財「江戸小紋」保持者・小宮康孝作。
古くは江戸時代から人気の高かかった江戸小紋は、「定め小紋」と呼ばれる大名家ごとに決められていた柄を多くは裃の図柄として染めたものと、「謂れ小紋」として江戸の庶民の洒落からつくられた模様に大きくはわかれていました。
その後色々な形で伝承され、現代は主にお着物の柄などで目にする物となり、格高の小紋として不動の人気を保っています。
小宮康孝氏は、お若い頃からお父様でやはり人間国宝であった小宮康助氏のもとで修業をされ、共に江戸小紋の古い型紙を収集、研究を続けられて型紙の質の向上にも尽力されました。
手仕事の染として現代まで伝わる基礎を作りあげ、後継者の育成など多くの功績を重ねられてご自身も素晴らしい作品の数々を世に送り出されています。
こちらは錆鉄御納戸色の地に、白で可愛い菊の花の様な切り口をした炭が大小のシャボン玉のように並んで染められた図案の江戸小紋の作品です。
クヌギの炭は切り口がこうした形になるそうですが、お茶道具の中でも重要な存在でもあり、昔は日常の中でも大切な資源でした。
少しほのぼのとした雰囲気もあって楽しいです。
しかしながら大きめの図案の地になる部分の霰の様な点の細かさを見て、本当に細密で美しい模様をつくりだされるのだと改めて感動してしまいました。
素晴らしいおすすめの逸品です。
お仕立替済。
こちらの着物の色は「#3e5759 WEB色見本 原色大辞典」をご参照ください。
商品番号 r0900
重要無形文化財江戸小紋「墨の切り口」 人間国宝 小宮康孝作
販売価格 有難うございました
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