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段変熨斗綾織絵羽紬

身丈180ｃｍ 裄丈69ｃｍ 袖丈53ｃｍ

今回、別で本郷孝文氏作の段変熨斗の作品をご紹介させていただいておりますが、こちらは同じ絵羽紬でも、使われている色合いや綾織の市松の大きさなどから、まったく表情の違う段変熨斗のお着物です。
やはり国画会会員作品と思われますが、中でも柳悦博氏の影響を強く感じさせられる作品と言えると思います。
色的には納戸色、紅樺色、深緑色が基本となって、段変わりの熨斗とその間の厚板格子の様な模様とで構成されています。
肩口の藍色から裾の深緑まで、絣の足が美しく次の色へとリレーしているのが本当に素敵です。
かなり細い糸で織り出された綾織は、色のコントラストの強さとは対照的に非常に軽くしなやかでしっとりとした手触りの良い紬の上質さを十分に醸し出しています。
個性的ではありますが、用の美に沿った、お召いただく際に現れる程良い華やかさと均整のとれた美しさは希少性の高い物と言えます。
こちらも是非一度合わせてご覧いただきたい、素晴らしい昭和の工芸作品です。

商品番号 r0901
段変熨斗綾織絵羽紬
販売価格 有難うございました