重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布
縞の中花合せ着物
身丈167cm 裄丈67.5cm 袖丈49cm
今年も喜如嘉の芭蕉布のお着物が4点入荷いたしました。
こちらは琉球藍で細い格子が織り出され、その間に絣を織り込み、交差する部分が花の形になる模様になっています。
こちらは大正時代の芭蕉布などにも見た事のある伝統的な柄の一つと思われますが、証紙の横に「縞の中花合わせ」と書いてあり、その素朴なタイトルになんだか嬉しくなってしまいました。
こちらのお着物自体は少し前の作品と思われ、芭蕉の地色が少し飴色がかった深い色になっていますが、それもまた芭蕉ならではの事で素敵です。
芭蕉布に限らず、宮古上布など上布類には共通して言える事ですが、現代の生活で人間が快適と思える空間は乾燥しているため、この手のお着物には少し負担があります。
私は時々お風呂の蓋を開けて沸かし、浴室にお着物を掛けて湯気が当たる様にし、少し湿気を含ませる様にします。そんなに大変な事ではありませんので是非お試しください。(平良さんもそれをおすすめされています)
良い環境で管理されれば問題ありませんが、長期間放置されますと、植物繊維ですので部分的に裂けてきたりする事があります。
扱いにくさも魅力の一つでもある芭蕉布ですが、南の島へのロマンの様な素敵さがあり、やはり夏のお着物の王様と言えるものの一つです。
商品番号 r0931
重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布 縞の中花合せ着物
販売価格 有難うございました
|