重要無形文化財久留米絣「浄水の賛歌」
松枝玉記作 こうげい芥川扱
身丈166.5cm 裄丈68cm 袖丈49.5cm
ここのところのお昼間の気温や陽射しの様に少し汗ばむくらいの気候になってきますと、木綿のお着物もどこか懐かしく感じられます。
そんな時にこんな松枝氏作品がお仕立から上がってきましたので嬉しくて早速ご紹介させていただきます。
千鳥と波を表す曲線が藍地に浅葱色で織り出され、波しぶきの様な丸い水玉の白がとても効果的なアクセントとなった素晴らしい作品です。
松枝玉記氏は10代から久留米絣の道に入られ、以後60年以上にわたって研究と努力を重ねられ続け、素晴らしい作品の数々を世に輩出されました。
明治、大正時代から日常の必需品的な存在として非常に人気の高かった久留米絣は、戦後から昭和40〜50年くらいまででしょうか、その需要から量産されたタイプの久留米絣を目にする事の方が多く、一般的には戦前と同じ認識を持った方の方が多かったと思われます。
そういう意味でも、全国的に有名であった久留米絣を「作品」というレベルで認知されるほどのものにまで高められた功績はとても大きいと思います。
そして、一目見てそれとわかる素敵な個性を持った、どこかやさしさを感じられる素晴らしい作品に出合うと、本当に良かったと思えてなりません。
肌になじむ様なふっくらとした上質な木綿ならではの温かみとしなやかさは、絹や麻の魅力とはまた違った贅沢感があります。
楽しい織の帯と合わせてお召いただきたい、大変おすすめの逸品です。
未着用の大変良い状態で入荷いたしましたが、時代的に寸法が小さかったため、当店でお手入、お仕立替をいたしました。
商品番号 r0933
重要無形文化財久留米絣「浄水の賛歌」
松枝玉記作 こうげい芥川扱
販売価格 有難うございました
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