草木染真綿紬着物 小熊素子作
身丈165(+8)cm 裄丈69cm 袖丈49cm
郡上紬の人間国宝であった宗廣力三氏に師事し、その後も長きにわたり草木染と織りを続けてこられた小熊素子さんの真綿紬の作品です。
インパクトのある蘇芳色の糸がベースになっていますが、それと交差する藍の糸と織り成される不思議な色のグラデーションと動きによる複雑な変化が非常に面白い色となって光を放っています。
それは藍だけでも何段階かの濃淡があり、また他にも何種類もの色が織り込まれていて、それによって現れる味わいなのだと思われます。玉虫色という表現がぴったりな美しさです。
羽織るとまさしく「真綿に包まれる」といった心地良さがあり、創り手の人柄が伝わってくる様です。
なぜ草木染が良いのか、それにこだわるのかという事を、このお着物は無言で表してくれている様です。
草木染は赤が一番綺麗だと以前から思っていましたが、こちらはその色が年数を経てますます深い色となり、その醍醐味を感じさせてくれる美しいお着物です。
この綺麗な色を是非一度ご覧いただけたらと思います。
反物の端裂に小熊さんのお名前が縫いつけてあり、郡上紬との表示があります。
未着用品。
こちらの着物の色は「#9e1f21 WEB色見本 原色大辞典」をご参照ください。
商品番号 r0939
草木染真綿紬着物 小熊素子作
販売価格 有難うございました
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