秋草に誰が袖模様友禅本場結城紬訪問着
身丈167cm 裄丈68cm 袖丈49cm
今年の夏、本場越後上布の友禅の訪問着を2点ご紹介させていただきましたが、それを思い起こさせる様な、袷の時期用のお着物が入荷いたしました。
こちらは本場結城紬の台に染められていますが、どちらも共通してどこか底光りする様な迫力と品格と素晴らしさを持っていて、このタイプのお着物に出合うと昔の呉服業界の方によくぞつくってくれていたと感謝したくなります。
越後上布の友禅の訪問着にしても、結城紬のこのクラスの加工の訪問着にしても、現在ではなかなか実現できない様な点が色々とあります。
こちらのお着物は大変細やかな糸目で生垣や秋草などがふんだんに描かれていますが、おそらく高い技術を持った方が描かれなければここまでの雰囲気は出ないでしょうし、これだけの数の線にまったくブレも見られず本当に美しいです。
だからこそ白揚げのまま糸目の美しさを残してあるのではないでしょうか。
また、裂の模様の部分は色が挿されたり摺箔が施され、さらにとても細やかな手刺繍が施されています。
もう1点ご紹介しています道長取りの訪問着と同様に、あらここが素敵、この刺繍が綺麗だわ、と見るうちに新発見があり、時間を忘れて眺めてしまいます。
もちろん実際にお羽織りいただきますと、その各部分の良さが集結して一つの形になって素晴らしい着姿を実現してくれます。
是非一度実物をご覧いただきたい希少性の高い美しい逸品です。
未着用品。
こちらの着物の地色は「#918754 WEB色見本 原色大辞典」をご参照ください。
商品番号 r0942
秋草に誰が袖模様友禅本場結城紬訪問着
販売価格 有難うございました
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