「新落葉」出雲織単衣着物
日本工芸会正会員 青戸柚美江作
身丈159(+22)cm 裄丈64.5(+5)cm 袖丈49cm
絹織物や友禅の雅さとはまた違う純真で素朴な美しさを身にまとう事の魅力は、こういった極上の木綿と出合った時に感じられます。
長年、私の中でも憧れの様な存在の青戸氏作品ですが、春に「みずすまし」をご紹介し、秋に「新落葉」をご紹介できる事は大変嬉しい事です。
こちらはとても自然で、この木綿が最初からこの色だったのかと思える様な深い黄朽葉色と藍の織り成す模様ですが、経縞を緯絣で表しているのがとてもユニークです。
その事で単純な縞とは違うボリュームが感じられるのかもしれません。
その縞に寄り添う様に菱の絣が織り出されていますが、そちらは反対に経絣となっていて、その二つの柄のメリハリが面白い味わいとなって素敵な木綿のお着物を構成しています。
そうした目立たないけれど非常に大変な工程を一つ一つ重ねたがゆえの趣のある素晴らしさなのでしょうか、いつも青戸氏作品に出合うと独特の斬新な切り口のセンスに嬉しくドキドキさせられます。
しかしそれはデザイン優先のものではなく、着る人の心に沿ったデザインであり、手仕事の積み重ねによる秀作であるからこそ、他では見られない味わいのある魅力が感じられるのだと思います。
この秋、少し涼しくなったら、足取りも軽やかにこんな素敵なお着物でお出かけいただきたい、大変すすめの逸品です。
こちらは単衣のお仕立で、寸法がやや小さめのオリジナルのままとなっています。
特殊な素材でもありますので、お客様のご希望によってお仕立替等は当店でも承ります。
未着用品。
こちらの着物の茶色は「#996600 WEB色見本 原色大辞典」をご参照ください。
商品番号 r0953
「新落葉」出雲織単衣着物 日本工芸会正会員 青戸柚美江作
販売価格 有難うございました
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