本場琉球紅型訪問着
日本工芸会正会員 城間栄順作
身丈169cm 裄丈67(+3)cm 袖丈56cm
琉球紅型染の歴史は古く、一言で語りつくせるものではないですがそれは戦争という悲惨な事実を含んだ苦難の歴史でもあります。
そうした厳しい環境の中で伝統を守り続け、今日まで伝え続けた紅型三宗家の一つである城間家の15代当主・城間栄順氏作の素晴らしい作品です。
今回偶然にも直前に2点入荷した内の一点ですが、別でご紹介させていただいております、ゆうなの花の模様のお着物と同じく、かなりの大作と言える訪問着のお着物です。
こちらは繊細で動きのある海藻が大きな構図を描いて染められた中を、小さな魚たちが泳いで遊ぶ様子をとてもチャーミングに描かれた楽しい図案となっています。
小さな巴の地紋の生地が緑味のある黄色に染められ、カラフルな海藻の中を泳ぐ魚たちは似紫色(にせむらさき)の暈しで、ヒレは浅葱色で染められていて、とても活き活きとそしてどこか無邪気な表情で描かれています。
友禅とはまた違った、紅型染ならではの大らかさが図案とマッチして夢のあるお洒落なお着物となっている様です。
海が大変お好きで、暇さえあれば海に潜って色々な生き物を見ているのが楽しいとおっしゃっていた城間栄順氏ならではの世界観と言えるのでしょう。
沖縄の海は本当に美しく、私自身も何度でも訪れたいといつも思います。
そんな憧れとロマンを感じられる、素敵なおすすめの逸品です。
こちらの着物の地色は「#b7cc51 WEB色見本 原色大辞典」を、
魚の色は「#513040 WEB色見本 原色大辞典」をご参照ください。
商品番号 r0954
本場琉球紅型訪問着 日本工芸会正会員 城間栄順作
販売価格 有難うございました
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