「菊」蒔糊友禅訪問着
人間国宝 森口華弘作
身丈166cm 裄丈68cm 袖丈49cm
重要無形文化財「友禅」保持者・森口華弘作。
毎回、森口華弘氏の作品に出合うと、いわゆる衿を正したくなる様な緊張感と、きちんと拝見しなくては失礼だわと思ってしまうくらい嬉しいときめきが感じられるのがとても不思議です。
着物が大好きな私だけではなくても、それは感じられるのではないかと思えるほどに完成度の高い芸術品と言えるのではないでしょうか。
どの作品にも共通する事ですが、自然が大変お好きでよくスケッチに出かけられたそうで、それをうかがい知る事ができる様なおおらかで躍動感のある構図に、繊細な線による友禅や蒔糊など匠の技術を盛り込んだ素晴らしさがあります。
こちらの作品は寛文小袖を彷彿する大胆な構図で、染め分けられた白場には堰き出しの技法によって菊の枝を表した墨のラインが見とれるほどに美しく、また菊の花は裏側から描かれるという意表をついたものとなっています。
そして蒔糊で埋め尽くされた地の黄丹(おおに)色。
全体的には森口華弘氏ならではの色数を抑えていながらも見る人をも巻き込む様な華やいだ雰囲気を持っています。
今回のイベントのタイトルに最もふさわしい昭和の巨匠の秀作と言えるのではないでしょうか。
こちらの着物の色は「#e59749 WEB色見本 原色大辞典」をご参照ください。
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商品番号 r0968
「菊」蒔糊友禅訪問着 人間国宝 森口華弘作
販売価格 有難うございました
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