「さざれ波」黒留袖
日本工芸会正会員 小倉建亮作
身丈166cm 裄丈68.5cm 袖丈49cm
今回の『大正・昭和〜なつかしき良き時代の着物作家の巨匠たち』展ではシーズン的な事もあり、黒留袖も何点かご紹介させていただいておりますが、その中でも特に珍しいと言える小倉建亮氏作品をご紹介させていただきます。
こちらは昭和53年頃に発表された「さざれ波」というタイトルの作品です。
躍動感のある波の輪郭の中に大胆な渦巻きの模様を絞り染によって表現され、茄子紺の線とその中に散らされた瓶覗の色がとても爽やかに美しく目に映ります。
「小倉建亮作品集」にも掲載されている作品ですが、30年以上も経つものとはとても思えない明快なデザインと澄んだ色合いが活き活きとしてとても新鮮です。
この作品がつくられた頃は高度成長の時代で、留袖というとかなりの金彩が施された重厚な印象の物が多い中、個性的な中に品格を持ち、きっと目をひいた事と思われます。
それは現在でも十分に伝わる、時代を超えて優れた物が持つ普遍的な価値を実現してくれている様です。
希少性の高いおすすめの逸品です。
こちらの着物の茄子紺色は「#824880 WEB色見本 原色大辞典」を、
瓶覗色は「#ccf9ff WEB色見本 原色大辞典」をご参照ください。
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商品番号 r0971
「さざれ波」黒留袖 日本工芸会正会員 小倉建亮作
販売価格 有難うございました
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