多色横段節紬着物
浦野理一作
身丈163cm 裄丈69cm 袖丈49cm
浦野理一氏は日本の伝統的な染織品の研究を長年続けられ、それを基に復元された作品は、その当時のお洒落な着物を求められる方の気持ちに響く素敵なものが多く、個性的で他には例を見ないタイプのものばかりでした。
それらはまた40年以上前にミセスなどの雑誌の巻頭を飾り、昭和の憧れのアイテムのひとつとなり、多くのファンを魅了しました。
こちらは少し珍しいタイプの織りのお着物です。
昔から物を大切にする日本人ならではの発想とも言える、繋ぎ糸を緯糸にして織り出された紬です。
残糸織などと同じく、本来は余った糸を繋いで使うという工夫から生まれたもので、明治期などの木綿の布などでも目にする事があります。
こちらはその技法をもとに、多色の糸を使う事で逆にデザイン性を持たせて織られたものの様ですが、また一味違ったお洒落さを持っています。
絣と違って一つの色がプツンと終わって、まったく違う隣の色に変わり、結び目の節も楽しく見る事ができます。
裂織などと同じ多色の糸のハーモニーの様に飽きない面白さもあり、お召になるとそれが素敵な色の変化となってとてもお洒落な雰囲気となります。
欝金色の地に浅葱、黒、赤、緑などのたくさんの色糸が楽しく混ざり合った、素敵で希少性の高いおすすめの一点です。
お仕立替済。
こちらの着物の地色は「#e5e544 WEB色見本 原色大辞典」をご参照ください。
商品番号 r0984
多色横段節紬着物 浦野理一作
販売価格 有難うございました
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