「敦煌霊鳥文」本袋帯
龍村平蔵製
いつもその独創的な意匠と、多色の糸や箔糸を駆使した技術と品質に圧倒される龍村平蔵製の作品ですが、そのタイトルにはまたどこかロマンがあり、由来などを調べる事も楽しみの一つでもあります。
こちらは「敦煌霊鳥文」とある様に、1600年前にシルクロードに栄えた都市「敦煌」の莫高窟を華やかに彩る壁画を取材したデザインの様です。
段によって変わる図案は、ひとつは尊く不思議な力を持つとされる霊鳥である鳳凰を描いたもの、もう一つはやはり莫高窟壁画にも見られる、佛教画に描かれる諸仏の周りを飛ぶ飛天の衣の様な図案となっています。
彩りも豊かに、そして忠実に再現され、古代のロマンへ誘う重厚さのある素敵なものとなっています。
壮大なテーマを帯という小さな世界に表現し、様々な要素を盛り込むという事を成し遂げられた龍村平蔵氏の功績は素晴らしいものだと改めて感動させられてしまう力強さがあります。
新年から春先にかけてフォーマルのご予定がおありの方には是非ご覧いただきたい、おすすめの逸品です。
(長さ)4m36cm×(太鼓巾)30.2cm。
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商品番号 r1000
「敦煌霊鳥文」本袋帯 龍村平蔵製
販売価格 有難うございました
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