露芝に秋草の図訪問着
東京染繍大彦製 野口真造作
身丈161cm 裄丈68cm 袖丈49cm
こちらは東京染繍大彦製の中でもかなり高いクラスのものと言える総柄の訪問着のお着物です。
江戸時代から伝わる友禅の高い技術をもとにした、オリジナリティあふれる個性的な意匠でも有名ですが、こちらの作品は古典の図案を大彦さんならではの技術をもってアレンジし、古典の良さとモダンさが融合した様な素晴らしいお着物と言えるでしょう。
江戸の小袖さながらの図案と紫根色が美しく、咲き競う花々の色や細やかな刺繍などを見ていても引き込まれそうですが、全面に地紋の様に隙間なく白揚げで染められた露芝もまた見応えがあります。
初めに目にした時には、アンティークの小袖かと思いました。
近年に、これほどまでのものが作られていたとはと驚きましたが、野口眞造作と言う事がわかり、さすがと改めて感動しました。
大彦さんのお着物を何点かお持ちの方の持ち物だった様ですが、こういったものをリクエストされる方がいた時代は本当にお着物にとっても良い時代だったのだと思います。
大変豪華で迫力のある作品ですが、ひとつひとつの柄が小さいため、とても贅沢な言い方をさせていただくなら格高小紋的な着こなしもお楽しみいただけます。
もちろん、たとえば龍村平蔵製の袋帯とお合わせになられて第一礼装としてもお召いただけます。
お着物好きの方には、見ているだけでも嬉しいくらい華やいで周りの方もきっと喜ばれる事と思います。
伝統的な美しさのある、王道を行く逸品です。
お仕立替済。
こちらの着物の地色は「#330f30 WEB色見本 原色大辞典」をご参照ください。
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商品番号 r1009
露芝に秋草の図訪問着 東京染繍大彦製(野口真造)
販売価格 有難うございました
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