江戸小紋斜暈し縞「家内安全」泥染名古屋帯
日本工芸会正会員 藍田正雄作
三越扱
日本工芸会正会員・藍田正雄さんは幼い頃より、やはり日本工芸会正会員であったお父様の藍田春吉さんの指導を受けられる環境で育ち、昭和30年頃には勉強のため外に修業に出られ、17歳の時にはすでに一人前の職人さんとして認められたという素晴らしい才能の持ち主です。
そしてその後も長い年月江戸小紋の研究を続けられ、江戸時代から続く型染という伝統的な世界に独自の芸術性を加味したオリジナリティあふれるたくさんの作品を発表され、日本伝統工芸染織展でも数々の賞を受けられて、平成11年には群馬県指定重要無形文化財保持者になられています。
こちらはまず縞の地紋の織の光沢のある紬地に、白橡色でよく見るとわかるくらいの淡さで「家内安全」の文字が染められ、お太鼓部分にはやや濃い白橡色と藍墨茶色、抹茶色の斜めの縞がグラデーションで染められています。
今回ご紹介させていただいております3点はどちらも小作品ながら藍田正雄氏が長年のキャリアの中で修得されたたくさんの技術を凝縮して盛り込まれたかの様な中身の濃さが感じられる、見ていて感動を覚えるほどの力作と言えると思います。
少し説明が難しいくらい、各所に非常に手間のかかった凝ったものですが、そんな事はちっとも感じさせられない、さらりとした品の良さがあります。
用の美を基本に着る人の気持ちを大切になさっている藍田氏の心が伝わる様な、素晴らしい作品です。
未着用品。
(長さ)3m74cm×(太鼓巾)31.2cm×(前巾)16cm。
白橡色は「#997f4c WEB色見本 原色大辞典」を、
藍墨茶色は「#4c4c4c WEB色見本 原色大辞典」を、
抹茶色は「#687f34 WEB色見本 原色大辞典」をご参照ください。
商品番号 r1018
江戸小紋斜暈し縞「家内安全」泥染名古屋帯 日本工芸会正会員 藍田正雄作 三越扱
販売価格 有難うございました
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