「木画インコ」本袋帯
龍村平蔵製
龍村平蔵氏は大正時代などには日常に着られていた帯という織物を、長きに渡って古い染織品の復元や研究を重ねられ、美術的価値のある織物へと高める事に大変貢献されました。
また当時の西陣の織物の中心は伝統的な織物が中心でしたが、画期的な改革をされ、それまでにない独創的な作品を多く世に輩出されました。
その作品に出合うたびにいつも新鮮な驚きを感じ、また高い技術と品質の良さの裏付けには感動さえおぼえます。
今回は2点ご紹介させていただきますが、同じ黒地にはっきりとした色使いのフォーマル用のものですが、こんなにも個性が違うのかと思えて面白いです。
こちらは5色の箔糸で見事な花菱の紋様が織り込まれたボーダーで段々に区切られた枠の中に、カラフルなインコ達が楽しく遊んでいる様子が織り出されたユニークなデザインの袋帯です。
金銀の箔と色とりどりの羽の色のインコが不思議なオリエンタルな世界を広げている様です。
他では見られない個性と豪華さがあり、また実際にお召しいただいた時にはぐっと迫力も出て、さらにさりげない遊び心と可愛らしさもありと、龍村平蔵ブランドが普遍的に高い人気を誇っている事がうなずける一点です。
個人的にも機会があれば一度身につけたいと思う、憧れの逸品です。
未着用品。
(長さ)4m37cm×(太鼓巾)31.2cm。
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商品番号 r1022
「木画インコ」本袋帯 龍村平蔵製
販売価格 有難うございました
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