花と鳥模様友禅訪問着
日本工芸会正会員 塩澤照彦作
身丈165cm 裄丈69cm 袖丈51cm
パールの様な淡いベージュと限りなく薄い藍色の2色の点描の様な地染めに、おそらくコブシの花と思われる花が整然と並び咲き、そこに羽根を緋退色(ひざめいろ)に染めた姿の美しい鳥が直線的に飛ぶという、勢いを感じる図柄でありながらとても均整のとれた美しい訪問着のお着物です。
全体を占める大ぶりなコブシの花が桜鼠色の濃淡の暈しで染められていて、霞の中に迷い込んだ様な幻想的で不思議な世界が広がっている様です。
人間国宝であった故・中村勝馬氏の元で友禅を学び、日本伝統工芸展をはじめとして数々の賞を受賞され、日本工芸会理事を歴任されているという素晴らしい経歴もさる事ながら、その個性的なディフォルメはアートと呼ぶにふさわしく、そしてなおかつ身につけて美しい素晴らしい数々の作品をつくられて多くのファンを魅了し続ける塩澤照彦氏作の、こちらは少し前のものですが大作と言える訪問着のお着物です。
飛ぶ鳥は浜千鳥かイソシギかわかりかねましたが、とても男前なイメージで格好良く飛んでいて、全体を躍動感のあるものとしてくれている様に見えます。
実際にお召しになりますと、やわらかい色彩に包まれる様な心地良さがありながら、その着姿はぐっと存在感のあるものとなり、なかなか他のお着物にはない品格のある個性が生まれます。
個人的にも絶賛したいおすすめの逸品です。
身巾が少しゆったりとしたサイズとなっております。(前身頃27cm、後身頃31cm。)
詳しくはお問い合わせくださいませ。
桜鼠色は「#665b61 WEB色見本 原色大辞典」を、
緋退色は「#b26859 WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。
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商品番号 r1023
花と鳥模様友禅訪問着 日本工芸会正会員 塩澤照彦作
販売価格 有難うございました |