辻が花染袋帯
日本工芸会正会員 小倉淳史作
三越扱
京都の染織工芸の世界で長い歴史を持ち、それを伝え続けていらっしゃる小倉家の当代であり、また歴史的染織品の復元や研究にも尽力され、その数々の個性と品格のある素晴らしい作品は常に高い評価を受け、数々の賞を受賞されている小倉淳史氏の作品です。
こちらはその数ある作品の中でも一段と珍しいもので、柔らかさがありながらもしっかりとした地金通しの帯地に、少し強いコントラストの色使いで、なんと六通の柄の配置で染められた大変贅沢でゴージャスな袋帯です。
帯の作品でここまでの力作にはなかなか出合う事はないと思われます。
錆桔梗色に目を引くのは黒い輪郭の雲取に網目格子の図案で、柑子色のオレンジ味のあるベージュで染められています。
桐と菊の花が可愛く散らされて、葉は臙脂と浅葱色と黄緑色に染められています。
その間を白い絞りの小さな輪がしゃぼん玉の様に飛んでいるのがまたチャーミングなアクセントになっている様で素敵です。
伝統の辻が花染を、忠実にそして独特の切り口で復元され、現代の装いの中に素晴らしく蘇らせていらっしゃる小倉氏作品は、何故ここまで惹きつけられるのかと、いつも考えさせられてしまいます。
特にこちらは二重太鼓でお召しいただけて、帯の形にされますとお太鼓にも、お太鼓の裏にも、たれにもと、その素敵な柄が存分にあふれる様に見る事ができて、本当に嬉しいくらい贅沢感を味わう事ができます。
ここぞという時に是非お召しいただきたい、とても希少性の高いおすすめの逸品です。
未着用品。
(長さ)4m47cm×(太鼓巾)31cm。
錆桔梗色は「#7f736d WEB色見本 原色大辞典」を、
臙脂色は「#330b0b WEB色見本 原色大辞典」を、
柑子色は「#f4cc7a WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。
商品番号 r1026
辻が花染袋帯 日本工芸会正会員 小倉淳史作 三越扱
販売価格 有難うございました
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