琉球古代「花倉織」名古屋帯
国画会会員 ルバース・ミヤヒラ吟子作
長く古い琉球の染織文化の中には、紅型などの染めと並んでレベルの高い織物がありますが、その複雑さと高い技術を要する事から、その歴史が途絶えてしまったものもあります。
その中のひとつでもある花倉織を復元される事に尽力された、人間国宝でもある宮平初子さんのお嬢様であるルバース・ミヤヒラ吟子さんの作品です。
首里のものだけを「花倉織」と呼ぶそうですが、現在では南風原などの地域でも「花絽織」として織られています。
花織と絽織が市松に並んだ可憐で清楚なイメージのこの織物は、見ている分にはとても綺麗ですが、織られる方は本当に大変だそうです。
以前に、段上育子さんの工房で機にかかった製作途中の作品を見せていただく機会があり、ご親切に詳しく説明をしていただきましたが、残念な事に複雑で私にはとても理解できませんでした。
今人気のシャンパンベージュが輝く生糸の色がとても綺麗で、こうして見ていると締めるのがもったいないくらいです。
ぴったりのお着物が見つかって、今度この帯を締めて出かけようと思えたらとても幸せだと思います。
シンプルな帯でありながら、なんでも包み込んでくれそうな上質な存在感が素敵です。
未着用品。
(長さ)3m72cm×(太鼓巾)31.2cm×(前巾)15.6cm。
商品番号 r1053
琉球古代「花倉織」名古屋帯 国画会会員 ルバース・ミヤヒラ吟子作
販売価格 有難うございました
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