重要無形文化財宮古上布 絣格子模様着物
日本工芸会正会員 新里玲子作
身丈170cm 裄丈69cm 袖丈49cm
今年の夏の商品のご紹介のスタートに、こちらの新里玲子さんの作品をご紹介できて嬉しく思います。
毎年、これからの季節の商品を準備する中でも、宮古上布や越後上布を手にすると独特の緊張感を感じます。
もちろん取扱いに注意が必要なものではあります。
ただその点とは別に、物の持つ力といいますか、こんなに儚げで透き通る美しい織物がなぜこれほどの魅力を放つのかと嬉しく戸惑うのですが、それは創り手が苧麻の持つ魔力に魅せられて、気の遠くなるほどの長い時間と手仕事を重ねて完成させたものだからかもしれません。
新里さんのメッセージにも「草から生まれた一本の糸が人の手と手をつなぎ、心と心を織りなしてうまれた布」とあります。
そんなロマンが香る素敵なお着物です。
トパーズイエローの黄色地に、経緯に2本のペアの絣の縞が走り、白で交差する図案に織り出されています。
手元で見ていると、街へのお出かけには最高の贅沢なお洒落着だと思うのですが、袖に手を通すとまったく違った世界に入り込んだ様な素敵なギャップがあります。
やはり苧麻ですので、その透明感の中に凛とした美しさがあり、背筋の伸びる様な気持良さがあります。
おおらかな自然の中に生まれたものが、作者の思いによってこんなにも変わるものかと改めて感じました。
夏のお着物に興味がおありの方には、是非実物をご覧いただきたい逸品です。
未着用品。
トパーズイエローは「#b28e00 WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。
商品番号 r1055
重要無形文化財宮古上布着物 絣格子模様 日本工芸会正会員 新里玲子作
販売価格 有難うございました
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